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NEKO 7

 

01. 地下鉄にのって

作詞 岡本おさみ / 作曲 吉田拓郎

 

02. 褪せない青

作詞 作曲 日暮風太

03. わたしの足音

作詞 作曲 吉田拓郎

04. 昼下がりの街

作詞 岡田冨美子 / 作曲 常富喜雄

05. 明日の雨

作詞 作曲 日暮風太

06. 戻ってきた恋人

作詞 安井かずみ / 作曲 吉田拓郎

07. どうにかなるさ

作詞 山上路夫 / 作曲 かまやつひろし

08. 冬の匂い
作詞 作曲 日暮風太

09. あなただけを

作詞 大野真澄 / 作曲 常富喜雄

10. 僕のエピローグ

作詞 吉田拓郎 / 作曲 常富喜雄 大久保一久

11. 雪

作詞 作曲 吉田拓郎

12. 各駅停車

作詞 喜多條忠 / 作曲 石山恵三

エディットバージョンを視聴して下さい
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All Songs Arranged & Recorded by NEKO
All Songs Mixed and Mastered by Futa Higurashi

 

Nobuo Tznetomi / Vocals A.Guitar Banjo Harmonica
Futa Higurashi / Vocals A.Guitar E.Guitar & All Programming
Photography & Additional Vocals / Yuko Kawahara & Kyoko Iwasaki

Art Direction / Nobuo Tznetomi

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futa & tznetomi による ライナーノーツ的 独り言
 
1 地下鉄にのって

futa:「ボトルネックを使ったフレーズを入れよう」と常富さんが言った。
ボトルネックとは、ギターを弾くときに左手で弦を押さえずに、
金属やガラスなどの10cmくらいの円柱(ボトルの首の部分を想像すればいい)を指にはめて、
弦の上に軽く当てて弾く特殊な演奏方法なんだな。
しかも、僕の苦手な奏法の一つ…
100回以上弾いて、やっと弾けるようになった。
常富さんのおかげで風太のギタースキルはアップしたのでありました。
「いわさききょうこ」とShangri-Laの「河原優子」が、
バックコーラスで参加してるのも聴きどころ!


tznetomi:72年のオリジナルには二つのバージョンがある。
シングルとアルバムのバージョンはテンポが全然違う。
ツアー先で拓郎が作曲し、”猫”によってアレンジされたバージョンは、
ゆったりしたテンポでアルバムに収録された。
拓郎はシングルカットするなら録音し直そうと提案してくれ、
僕らも賛同し六本木のSONYスタジオで再録音。
テンポも上がりグッとスピード感がある丸の内線になった。
岡本おさみさんには珍しく、POPな話し言葉が並ぶ。


 
2 褪せない青

futa:「褪せない青」っていう言葉が気に入っている。
エバーグリーンとは違って、ちょっと切なさがあるのがいいな。
確か寅さんだったと思うけど、
「忘れるってのはいい事だな」の様なニュアンスのセリフがあった。


tznetomi:早速「風太」の世界にどっぷりと浸かって欲しくて2曲目に置いた。
全ての演奏を風太独りでしている。
GIBSON B-25の響きが最上の音となって包んでくれる。


 
3 わたしの足音

futa:70年代のレゲエって、90年代に流行ったのとは違って「イナたかった」ね。
それがカッコよかったんだな...。
気分はウェイラーズのライブ!


tznetomi:かつてより再録音したかった作品。
このレイドバックした緩いアレンジが実に好み。
1979年の渋谷公会堂で観たボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズの、
ジュニア・マーヴィンのギターが重なって来た。
ボブの死の2年前の事。
拓郎が映画「旅の重さ」のために書き下ろした作品だが、ボツになったと言っていた。
エンディングに使われていたら、これほど相応しい曲は無かったと思う。


 
4 昼下がりの街

futa:僕の中でこの歌は「和」なんだな。
で、和と洋が混ざった風景が昭和40年代にはあったなぁと思う。
和服にかっぽう着のおばさんや、半纏を羽織った職人さんがビル街を歩いている。
なんか、そんな景色を懐かしく思い出してしまう。


tznetomi:代表曲の一つとしてライブでも演奏することがとても多い作品。
オリジナルバージョンがドラマチックに展開するアレンジなので、
「猫六」での再録音は苦労した。
今回は風太が明快に切り取って「和」を大胆に打ち出してくれた。
しかも重厚感が心地良い。


 
5 明日の雨

futa:昔、静岡に猫がきた時、僕はThe Fawnというユニットで前座をした。
その頃作った歌です。
弾き語りする時には少しスローなバラード風に歌ったりもするけど、
CDには「シャキッとした」ヴァージョンで入れてみた。
締切前夜に突然、常富さんにコーラスをお願いしたというタイトロープな録音。
僕のヘイ・ジュード(笑)


tznetomi:風太のロックミュージシャンとしての本質が大胆に打ち出されている。
このアルバムのハイライトというべき作品。
始まったドラマは様々なビートを刻んで、ゴールまで力強く一気に走り抜く。


 
6 戻ってきた恋人

futa:アレンジする時にいつも考えるのは、
聴く人の想像をどうやって裏切ろうかな…という事。
全部が全部裏切ってばかりだとホントの裏切り者だけど、
ちょっと裏切るくらいなら「かわいいヤツ」じゃないかなと思っている。
ブギーのリズムにファジーなギター。
マーク・ボランに小花が散らばったロングスカートの相手をさせてみた。
tznetomi:イエー! T-REXだ~。
アレンジを聴かせてもらった時は嬉しかったね。
ブギーのリフはそれだけで体が揺れまくる。
80歳になっても90歳になってもブギーで踊りたい。


 
7 どうにかなるさ

futa:カントリーワルツは僕の中に無いリズムなので悩みそうだと思っていたが、
常富さんのカッチョいいハープが入ったら、自然に曲に生命力が宿ってきた。
ところで、常富さんのコーラスワークってのは本当にすごいなぁと思う。
ボーカルと合わさった時にドラマが生まれる。


tznetomi:親愛なる大先輩「ムッシュかまやつ」の曲をどうしても歌いたかった。
「男はつらいよ」とも重なるこのロードソングは、やっぱりムッシュの傑作。
もっと鼻にかけて歌いたかったが、この辺が限界か(笑)


 
8 冬の匂い

futa:新曲を書いてみました。
締め切り3日前にギリギリ(笑)
僕は初期のビートルズのサウンドをイメージしてたけど、
常富さんにはロキシーミュージックっぽいと言われた。
ブライアン・フェリーみたいな男の色気はないけど、
ちょっと中性的で浮遊感ある歌にはなったかなと思う。


tznetomi:風太の多面性と構築力がが如実に現れた楽曲。
陰鬱なリズムに包まれながらも、雲の隙間から一瞬青空が顔を出す不思議さ。
かつて一人旅をしたスコットランドの空を思い出す。


 
9 あなただけを

futa:夏の海… と言えば… あの人、この人… と
アイコンが沢山あるけれど、僕が選んだのはこの人。
お聴き頂いてのお楽しみ!


tznetomi:自らカバーするとは思わなかったけれど、風太のアレンジによって、
真夏と言うよりは初秋のビーチが目の前に現れた。
良く伸びる風太のファルセットボイスが気持ちよく包んでくれる。


 
10 僕のエピローグ

futa:常富さんにお願いして、バンジョーを弾いてもらった。
バンジョーの乾いた音が妙に物悲しさを醸し出していると自負している。


tznetomi:風太の弾くPréludeの後に徐にスタートする緊張感が心地良い。
70年代の空気と色彩が眼前に広がる拓郎の言葉の魔法は
呪文のように耳から離れない。
解散後にシングル発売されたと言うエピソードも悲しいな。


 
11 雪

futa:猫のロックな部分をデフォルメしてみようと思った。
ロックというとエレキギターのイメージがあるけれど、
場合によってはアコースティックギターの方がロックっぽくなる事もある。
だから、あえてギターソロはアコースティックギターで攻めてみた。


tznetomi:あくまでもストレートに原曲のイメージを再現したかった。
何度もカバーしたけれど、やっぱりここに帰ってくるね。
エディ藩が弾いてくれたスリリングなオリジナルバージョンを、
今の時代にアコースティックで再現してくれた風太のセンスに脱帽。
ダイナミックな「雪」になりました。


 
12 各駅停車

futa:昔ある人に、「各駅停車は風太に合っている」と言われたことがあった。
今回初めて歌ってみたけど、確かにそうかもなぁ...という気もする。
このイントロのボトルネック、最後の最後までフレーズが決まらず悩んだ。
それこそ200回くらい弾きましたよ…
オリジナルはファンファーレの様なトランペットが入っていたけど、
今回はもう少しシンプルにいこうと思った。
シンプルな別れの舞台に涙雨を降らせたのは常富さんのコーラスとハープ。


tznetomi:風太のボーカルによって艶々した各駅停車に生まれ変わりました。
オリジナルバージョンは僕がエレキギターを弾いたけど、
プレイは今でも後悔しています(笑)


 
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