top of page
Osamu Uchiyama


追悼 内山 修 君
1971年
僕たち三人は あてのない旅に出ました
ザ・リガニーズからもう一歩踏み出した砂利道に
まだ標識はありませんでした
お互いの意思など ろくに確かめもせずに...
そんな無謀さも通用した時代でした
長い間離れた時もあり 再び集った時は新たな三人だったけれど
今度は少しだけは意思を込めていました
ずいぶんと たくさん旅をしました
先に旅立つ彼を一緒に見送り またたくさん旅をし 歌い続けました
そしていつか僕たちは それぞれの道を選びました...
同じ高校に通っていたので 思えば60年以上も前に同じ地に立ち
歩いていたのですね...
大学のキャンパスではスーツを着て ポールモールを吸っていました
まだどちらかというと細身で ウッドベースが良く似合う風貌でした
きっとあの頃が最も気持ち良く 音楽が演れていたのでしょう
何か途方もない夢を ガムシャラに追い求めるような生き様には
染まりたくはなかったのでしょう
また新たな旅立ちを 目指していたのでしょうね...
元気そうでした... とは小耳に挟んでいました
続きはそのまま天国で... ですね
やっぱり ベースが似合うと思います
僕たちは もう少しだけ頑張ります
内山修君 お疲れ様でした
そして 抱えきれないほどの 価値ある人生の一片を ありがとう
2025年9月6日 内山修君を送る会を終えて
常富喜雄
Keizo Ishiyama

Kiyoshi Taguchi

Kazuhisa Ookubo

bottom of page